2017年03月04日

(3)対応処置/2級土木施工管理試験の経験記述問題の記述ポイント

(3)対応処置/
2級土木施工管理試験の経験記述問題の記述ポイント


2級土木施工管理試験の経験記述問題、 【 (3)対応処置 】の記述ポイントです。

経験記述問題は、土木施工管理技士となるのにふさわしい施工管理能力を持つ技術者かどうかを、記述された施工経験の内容から判定する問題です。
実地試験の中では、採点のウェイトが高いと考えられます。
経験記述問題の内容は、試験会場で考えても、答案は作れません。
あらかじめ、過去に自分が経験した工事を選び、事前に十分な準備をしておく必要があります。

出題予想と解答例について、詳しく掲載しているサイトがあります。
2級土木施工管理試験、経験記述問題 出題予想と解答例のページです。
 http://kensetu-shikaku.gambaya.com/dobokusk/tool-2dob/


【 (3)対応処置 】の記述例です。( 工程管理 )

 作業の進捗率を上げるため、現場で講じた処置は、次の内容であった。
@ 車両騒音の原因解明と、運搬車をスムーズに走行させて、作業能率を向上させる方法の立案については、騒音の原因が道路養生用に敷設した鉄板のがたつきによるものであることを明らかにした。
鉄板を敷き直して、運搬車の走行速度を上げることで、作業能率を向上させることができた。
また、残土搬出路の中間地点に運搬車用の待機場所を設置して、待機時間の短縮を図ったことで、運搬車1台のタイムサイクルが1分短縮され、1日当りの搬出量は1.5倍になった。
A 一般道路の規制に必要な仮設ガードレールの、効率的な設置と移動については、仮設ガードレールを重機やユニック車で移動・設置する通常の作業を、作業員2人と交通誘導員で移動できるように、仮設ガードレールをはさんで、テコの原理で持ち上げ、前後左右に移動する方法を考案した。材料が角パイプと丸パイプで重量が軽いため、持ち運びが便利であり、自在キャスター全体に荷重が分散され安全に運搬できた。接触事故の危険が回避でき、作業の効率化・省力化が図れた。
 鉄板の敷き直し、待機場所の設置に1日かかったものの、ガードレールを設置移動する省力化などで、5日間の工程短縮に成功し、計画通りの工期で、工事は無事完了した。


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posted by gambaya at 09:11| 土木施工管理試験の対策 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする