舗装施工管理技術者資格試験の経験記述、
出題傾向と解答例を 紹介しているサイトです。
舗装施工管理技術者資格試験、出題傾向と解答例を紹介しているサイトです。
http://kensetu-shikaku.gambaya.com/hosousk/
【経験記述、出題傾向について】
近年の、舗装施工管理技術者資格試験、1級応用試験の経験記述の出題は、
次の内容で出題され、工程管理、品質管理、安全管理から選んで解答します。
あなたが経験した舗装工事のうちから1つを選び、その工事について、
下記の(1)〜(4)の問に答えなさい。
(1) 舗装工事名: 工事名を明確に記述しなさい。(例: 県道0線0舗装工事)
(2) 工事内容: 工事の発注者、工期、主な工種、施工量を記述しなさい。
(3) 工事現場における施工管理上のあなたの立場を明確に記述しなさい。
(4) その舗装工事の施工に当たって、次の内容を簡潔に記述しなさい。
@留意した施工管理項目の課題
A課題に対して現場で実施した対策
B得られた結果
【経験記述、解答例について】
経験記述の解答例文は、工程管理、品質管理、安全管理について、作成しています。 http://kensetu-shikaku.gambaya.com/hosousk/
〔 品質管理/サンプル解答文 〕
(4)−@ 留意した施工管理項目の課題
本工事は、凍上により破損した山間道路のアスファルト舗装版を、復旧する工事であった。施工量は、凍上抑制層600mmの置換(下層路盤300mm+上層路盤150mm)とアスファルト舗装(表層4cm+基層4cm)を新設する内容であった。
表層の施工時期は、厳寒期である1月下旬となり、外気温が5℃以下となること、アスファルトプラントからの運搬時間が80分という条件から、アスファルト混合物の温度管理が、本工事の品質管理上の最重要課題であった。
(4)−A 現場で実施した対策
アスファルト混合物の温度管理において、留意した点は以下の通りであった。
@ 運搬時間が80分であったため、通常の荷姿ではアスファルト温度低下−20℃前後となるため荷台の養生シートを2枚重ねとし、その上に耐熱ビニルシートを掛けることにより、−15℃以内で管理することができた。
A タックコートには高濃度乳剤(アスファルト含有成分65%)を使用することとした。また、乳剤温度を60℃まで上げて散布する計画とした。
B アスファルト敷均し時の温度は130℃以上を確保した。現場到着温度を150℃前後に設定するため、プラント出荷時の温度を通常時よりも高い165℃以上180℃未満に設定して出荷した。
(4)−B 得られた結果
上記の対策により、基層・表層ともに敷均し温度140℃前後を確保でき、初期転圧時温度を120℃前後で施工することができた。施工面積を区画することで合材量を管理し、締め固め度96.5%以上の平均値を満足して工事は完了した。
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